楽天ふるさと納税ランキング上位商品に学ぶ、売れる商品の作り方(商品ページ編)
前回に引き続き、ランキング上位商品から商品説明の作り方について学んでいきます
トップ画像で商品を見たお客様がクリックし、商品説明を見たあとにカートに入れて貰える率を上げられるようにします
前回の記事はこちら
コンバージョン率とは
ECショップでは、ショップに入ってきた人が下記の流れで動いていくため、それぞれの流入の割合のことをコンバージョン率と言います
商品一覧→商品詳細→ショッピングカード→購入
楽天ふるさと納税を使用している企業であれば、自治体の方でこのデータをみることができるため、関係性があるのであればデータをいただくと改善ポイントがわかりやすくなります。
商品説明で重要なポイント
商品説明で重要なポイントは以下の3点です
- 信頼を得る
- 強みを訴求する
- 背中を押す
それぞれ解説していきます
信頼を得る
ふるさと納税とはいえ自費負担でお金を払わないといけないため、お客様は慎重になります
財布からは一度寄付額も含めた金額がなくなるので、気軽な買い物ではないと認識しましょう
その理由に、ここまでお得な制度にも関わらず、現状労働人口の1割の人しか実施していないのは、先に寄附金額を払う必要があるという心理的な負担も理由に上げられます
では、具体的にどのような信頼を得れば良いのでしょうか?
項目としは下記のいずれか、もしくは全てを書いていくと良いでしょう
- 口コミや評判
- ★の数、★の評価値
- 実績
では今回学ぶお米の商品ページを見てみましょう
https://item.rakuten.co.jp/f434281-takamori/078-566/?s-id=rk_pc_furusato_sub_all100
レビュー数と点数→口コミ→ランキング という順で表示をさせています
ここまでの実績がなかったとしても、1つ目の点数をアピールしたり、2つ目の嬉しいお声を載せることは真似してできそうです
このように、信頼を得ることで後のステップの話を納得してもらいやすくなります
もしこういったレビュー件数が少ない場合は、レビューを増やす施策も同時に必要です。フルコンではレビューアップのためのサービスもご提供しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
強みを訴求する
自社の商品の強みは何でしょうか?
意外と当たり前になってしまっているので、気づきにくいと思いますが、他社とくらべて何が違うのでしょうか
なぜを5回繰り返すなどして、強みを深掘りしていきます
今回のお米では
- 阿蘇のミネラル豊富な地下水で育ち、高冷地のため温度差で美味しくなる
- お米マイスターが在籍しており、品質・食味を厳選している
- 訳ありの理由は、在庫過多のためであり品質に問題はない
ことが訴求されています
このように、なぜ他の商品より良いのかを説明できると、ふるさと納税の他の商品に埋もれずに済みます
背中を押す
さあ、ここまでで、あなたの会社の商品を信頼していいなと思える状態になっているはずです。
最後に必要なことは、背中を押してあげることです
とはいえ、ふるさと納税ではこのパートが一番難しくなっています
理由としては、
- タイムセールや、残り○品のような強制力のある施策が、ふるさと納税のルール的にとれない
- 今ご購入いただくと「○○をプレゼント!」みたいな企画をしていると、後々トラブルとなり最悪2年間販売停止になる可能性がある(プレゼントをすると、そのプレゼント代も商品の一部として計上しないといけないため、3割を越える場合がある)
があります。
では、どういった他の方法があるかと言うと
- 具体的なレシピを載せ、イメージを湧かせる
- 感情に訴えかける
- 目を合わせる
それぞれ説明します
具体的なレシピを載せ、イメージを湧かせる
今回のお米の場合、レシピなどはありませんが、商品が具材の場合は効果的です
例えば、鰻の場合などは解凍方法や美味しい食べ方を載せておきます
具体的な調理イメージが湧くことで、
- 理屈ではなく、美味しそう!という五感に訴えかけられる
- 味やモノでなく、「忙しい時に役立ちそう」「晩ごはんの支度が楽になりそう」という課題を解決できる商品に格上げされる
効果があります
感情に訴えかける
これまでは理屈の説明が中心のため、感情に訴えることも効果的です
あなたの会社の信念や、共感できることを押し出すと良いでしょう。また、なぜその商品を生産、販売しているかなども心に響きます
最近であればSDGsにも関心がある方は多いため、書いて置くと琴線に触れる人はいます
目を合わせる
一昔まえに、消費者金融のCMでチワワと目があってしまい「どうする~♪」というものがあったのを覚えてらっしゃいますでしょうか?
目が合うと、どうしても断りにくくなってしまう人間の本質をついたCMだったと思います
私自身ティッシュ配りやビラ配りのアルバイトをしたことがあるのですが、駅前などでは足も早くあまり受けとってもらえません
そういった時は、こちらから相手の目を覗き込み目線を合わせてから配ると、9割近くは受けとって貰えることに気づきました
Webページでも同様です
生産者や、商品を食べているお子さんの画像などが載っていると、目が合うので商品を買う気持ちが高まります
まとめ
今回は2回に分けて上位にランクインしている商品から、商品トップページと詳細ページの作り方について解説しました
さすが、上位にランキングしている商品だけあり、商品トップ画像から詳細ページまで、細かい作り込みがされていました
ステップに分けて考えると作りやすくなりますし、お客様も段階を踏んで商品を購入しやすくなりますので、ぜひ参考にして売上を上げていきましょう
とはいえ、自社でやるとなると人員がいなかったり、時間が足りなかったりします。フルコンでは、商品ページ作成のお手伝いをしています。相談は無料になりますので、お気軽にご相談ください。