GoogleTrendsでふるさと納税のピークを調べる方法
ふるさと納税の需要のピークが12月であることは、出品されていると発注数などでわかると思います。
ただ実際どのくらい他の月と異なるか、ポータルサイトごとによって異なるか、などを詳しく把握されている方は少ないです。
自社商品の需要が高まる時期が、ふるさと納税の需要が高まる時期と重なっているとは限りません
今回は、ふるさと納税の需要ピークを正しく把握し、自社商品を売りやすくする方法を考える前提の知識をお伝えしていきます
Google Trendsで検索ボリュームを調べる
ネット販売において重要なものは、検索ボリュームがどれくらいあるのかということ。
検索ボリュームが簡単にわかるものとして、GoogleTrendsという、
googleが提供する無料ツールがあります。
https://trends.google.co.jp/trends/?geo=JP
こちらのサイトでは、キーワードを設定し、
いつ、どのくらいの検索数があったかを簡単に調べることができます。
(キーワード「台風」、期間直近5年間)
ふるさと納税のボリュームゾーンを調べる
ではこちらの方法でふるさと納税のボリュームゾーンを調べていきます
【過去5年間】
こちらは5年間の推移のグラフです。
ピークの山自体ボリュームが増えており、ふるさと納税の需要がどんどん増えていることがわかります
【直近12ヶ月】
こちらが直近1年間のグラフです
年収が確定する年末がピークであり、3月頃は下火になることがわかります。
9月にボリュームが増えている要因としては、
楽天ふるさと納税のスーパーセールが実施されているからです。
楽天ふるさと納税に出品されている事業者様は、こちらのピークも意識することが重要です。
主要ポータルサイトの比較
自治体によって使われているポータルサイトは異なると思います。
主要4サイトの検索ボリュームについて比較をしてみます。
やはり、楽天ふるさと納税が1年を通して検索ボリュームも多く、
前述したスーパーセールのタイミングで検索数を伸ばしていることがわかります。
他のサイトはこういった告知方法を持ち合わせていないため、楽天の強みといえるでしょう。
さとふるに関しては、年末にかけて大規模なCMを打っていたこともあり、
楽天に並ぶほどの検索ボリュームを年末獲得が出来ています。
自社ではどうにも出来ないポータルサイトですが、こういったデータをもとに、
楽天ふるさと納税への参入を促すのは、事業者にとってプラスに働きます。
まとめ
今回はふるさと納税の需要がどのタイミングにあるかをGoogleTrendsを使用し分析してみました。
想像どおり年末に集中していましたが、
楽天ふるさと納税のみスーパーセールのタイミングも需要が増加していることがわかりました。
3月頃の検索数が平均10件前後に対して、年末は約90件と9倍ほどに増加をしています。
年末のピークに如何に自社商品が魅力的に見せるかが、ふるさと納税の売上にも関わっていきます。